豊川物語

豊川物語

豊川を語ることは、そのまま東三河を語ることとなる。

豊川と東三河の物語41編



本書では、豊川に流れ込む数多い支流の中から、一級河川指定区間の二十三支流と豊川放水路にそれぞれ一テーマを充て、さらに複数のテーマ設定が可能な豊川・寒狭川・宇連川に豊川用水を加え、計四十一のテーマを設定し、取材を試みた。

各テーマの設定に当り、それぞれの支流で特色あるものを選び、かつ重複しないように配慮している。他の支流と共通する話題は脚注での紹介を心掛けた。

 

すでに豊川を紹介する統計的・歴史的あるいは自然なのどの文献は数多く、それらの面ではすでに紹介し尽くされた感がある。そのため本書はタイトルを「豊川物語」として、一つの川にそれぞれ異なる最低一つの話題を選定し、これまでの紹介ではおそらく取り上げられることのなかった地区、話題の紹介も可能とさせた。

 


豊川はその源を愛知県北設楽郡設楽町の段戸山に発し、新城市字長篠で宇連川と合流。その後中央構造線に沿って流れ、東三河の平野部を大きく蛇行し、三河湾に注ぐ。

幹線流路延長77km、流域面積724平方km。

豊橋市、豊川市、新城市、宝飯郡、北設楽郡に跨る豊川の流れは、まさに東三河の歩みと共にあり、豊川を語ることは、そのまま東三河を語ることとなる。


豊川物語

豊川物語

B6判/ハードカバー/272頁

発売日2007年8月30日

定価 3,000円(税別)