「紙」を詠む 燃ゆる時紙立ちあがる河郎忌
特集
久堅和紙
新しい和紙の伝統が始まっていた(飯田市)
阿多古和紙
山で生まれ、山で育った技術を受け継ぐ(浜松市)
小原和紙
今も求め続けるその地ならではの工芸(豊田市)
特集
捺染型紙
上郷で手染めの技と型紙を守る筒井捺染工場(飯田市)
帆前型紙
やはり、帆前掛は型紙で糊置きした「ドブ浸け」が本物だ(豊橋市)
籠付型紙
染物を織物のように ウール着物を広めた機械染色の技(浜松市)
キーワード「紙」
紙人形
その軽さが愛おしい(豊橋市・浜松市)
紙袋
農家が丹精込めた果物をやさしく包んで守る果実袋(飯田市)
切紙
一枚の和紙が地と図に分かたれて、干支、宝珠、寿の字が顕現す(豊橋市)
芭蕉懐紙
「いらご崎にる物もなし鷹の声」から「鷹一つ見付けてうれしいらご崎」(豊橋市・田原市)
手紙
絵葉書に認められた兵士たちの望郷紀行(蒲郡市)
地名探訪「紙田川」
渥美半島の小さな川の源流はいったいどこにあるのか(豊橋市)
紙を食べる「奉書紙」
包装紙がわりがいつの間にやら包み焼き
爺と婆の話「紙透観音」
旅の僧が残した観音様の透き間(岡崎市)
異界出現「大樹寺公園」
哀愁のロボット(岡崎市)
山羊の目で見る
牧童、ヘルニアを患い腰が抜けベス二児を出産、牧童再び腰を抜かす
野草料理「一人静」
一人静の天然山葵醤油和え・単衣を纏った一人静
三遠南信産京都育「東本願寺の瓦」
本山の屋根瓦製造に総力を挙げた三河門徒
形の旅
漆の乾燥用の棚板、さてどう使おうか
美術の綾「アーティスト 鈴木孝幸さん」
情緒ある木造校舎と共鳴する木や石のインスタレーション
漫遊路線バス
とよたおいでんバス稲武・足助線(足助病院~どんぐりの湯前)
編集長の周辺
美術は何を作り出すのか。果たしてそれは目的か。
春夏秋冬暦
2021年4月~6月
そう70号「紙」
2021年3月10日発売
600円 (税別)