山本典義写真展 誇れるもの
この地域を車で走れば、どこにでもある。珍しいものでも、カッコいいものでもない。
しかし、軽トラと無人販売に向かってシャッターを押すだけで、
その後ろには、かけがえのない風土が育んだ地域の文化と生活があった。
地方に生きる我々に必要なのは、
地方と中央という二元論に囚われることなく、田舎であることを真摯に直視すること。
田舎者であることは恥ずかしいことではない。
恥ずべきことは、田舎者であることを認められないこと。憧れだけでは何も生まれない。
田舎にしかないものは、都会にもない。
真にローカルなものだけが、インターナショナルになる資格がある。
山本典義の写真集 「軽トラ」と「無人販売」には、その資格がある。
(美術家・春夏秋冬叢書編集長 味岡伸太郎)
令和6年1月13日(土)~21日(日)
火曜定休・11時~20時
analog/tool(アナログ ツール)
豊川市新桜町通一丁目3-2
0533-56-2818